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キッカケは出会い系サイト

 婚活ブーム以前から相談所、お見合い、カップリングパーティなど様々な形で結婚相手となる男性を探してきた私ですが、なかなか良縁に恵まれず、ついにやけっぱちになって「疲れた。もう結婚なんてどうでもいい」という心境になり、勢いで普通の出会い系サイトに登録してしまいました。

 もちろん結婚前提型と違って入会に身元証明書は不要、会員の方も軽い感覚でお相手を探しているので、最初は今までどっぷり浸かっていた「婚活の空気」とのギャップに戸惑うこともしばしばでした。

 特に不倫相手として私にアプローチを掛けて来る方の多さには、本当に気が滅入りました。その気は無い、と説明しても分かってもらえないんです。不倫でなくても明らかに身体目的での誘い文句が多く、もう退会しようかと思っていた矢先、珍しく私の人間性に興味を持たれた方から連絡が入り、その誠実さに惹かれ、メールのやり取りが始まりました。

 電話、実際にお会いしてデートと交流を深めるうちに、同じく婚活に疲れて気楽な出会い系に登録したという彼に共感し、真面目な人柄に一層心を動かされ、ついに交際開始、そして一年の時を経て婚約へと至りました。諦めた頃に幸せが、というのもあるものなんですね。

 しかし、そこで問題になったのが、「周りには、出会いのキッカケを何と言うべきか?」です。お互いに新幹線を使わなければいけないほどの離れた距離に住んでいるので友人の紹介や街で偶然、というのには無理がありますし、この歳で正直に出会い系で知り合いました、と白状するのも恥ずかしいですから。

 多分私達と同じ悩みを抱えているカップルは多いのではないでしょうか。私達は結局、真面目なネット上の婚活サービスで知り合った、と口裏を合わせることにしましたが、婚活で結ばれたというだけで偏見の目で見る人も少なからず居ますからね。婚活中の人にも、婚活を卒業した二人にも優しい世の中になってもらいたいものです。